剣岳チンネ左稜線

日程:2020年7月23-25日

L小田(記録)、野木、和田

7/23 5:30立山駅駐車場→8:20立山駅→9:20室堂→9:30室堂出発

あいにくの雨です。晴れ間を待ちたいところですが、期待できないのであきらめて出発します。雷鳥沢まで進んでも雪はありません。聞いてた通りの雪の少なさです。剣御前小屋まで行くと元気な団体さんがいました、屋根の下は一杯。おかげで雨宿りができません。小休止も寒いので剣沢を下っていきます。長次郎谷出会13:30。ここでアイゼンを付けます。出合いが痩せていて3歩岩をトラバース、ここが少し怖かった。先ほどの団体さんと再び一緒になります。神奈川の山岳会の方のようです。宿営地も、明日の目的地も一緒。総勢11人と聞いてビックリ。感じの良い方々でした。熊野岩には15:30に到着。天気予報では明日のAMは晴れ。お願い晴れて~

翌朝は3:00起き。4:20熊野岩出発。天気は晴れ、やったー!

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小窓王前を右折。ついにチンネが見えました。すでに前パーティーは取りついています。7:00?頃取り付こうと思ったら雨が降り出します。「なんで・・」ビビった1P目(Ⅳ)小田リード。おまけに上から3パーティー敗退、懸垂で下降してきて、これからチンネに突っ込む事に心配が増します。しかし、意外とグリップは悪くありません。草付きリッジを超えて6P目(Ⅲ)野木さんリード。視界が悪く野木さんが見えなくなります。ロープは60mいっぱいでビレイ解除。フォローで登っていくと、岩にスリンゲをかけて野木さんがビレイをしていました。なるほど、これが本番か、応用力です。9P目左カンテ(Ⅴ)小田リード。登攀能力ギリギリでスリンゲを伸ばす余裕がありません。しかも、どうやらコースを間違ったらしい。幸いコース復帰できましたが、ヌンチャクを使いすぎて、終了点までたどり着けずに途中でピッチを切ります。和田さんがフォローで登ってきて、ヌンチャク回収&ビレイをしてもらい終了点まで登りきります。晴れてれば最高に気持ち良いピッチのはずなのに・・。皆次第に雨風に体力を奪われ、夕暮れも近づいてきて焦りが出てきます。最後は野木さんがサクッと登り、懸垂3回で池ノ谷ガリーまで降りてきました。この時点で18時半、19時半にテントに着く頃には暗くなっていました。

翌日も雨なので、成城大ルートは次回に持ち越しで帰阪しました。晴れたチンネ左稜線にも、またいきたいな。

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