別山 カラスノ谷遡行

日程 : 2024/09/7-8
メンバー:(L)坂本、堀内、下平、松並
行程:
9/7 石徹白駐車場出発5:10~神鳩ノ宮避難小屋6:50~ブナゴヤ沢~別山谷10:50 ~カラスノ谷1400m13:30~1662m地点17:30
9/8 出発5:40~別山山頂9:10-9:40~二の峰11:40~駐車場14:50

8/26~31は台風の影響で各地で大雨。比較的降水量の少なかった白山エリアに狙いをさだめてカラスノ谷に行ってきた。

9/7

いつも通り夜出発。2時間の仮眠のち5:10出発。眠い🥱避難小屋までの登りで何度も寝そうになる。いや、登りの記憶があまりないから寝てたかもしれない。約2時間で避難小屋到着。ここから稜線に出て、銚子ヶ峰方面のコルからブナコヤ沢を下降。

鬱蒼としている

途中懸垂を1本。

倒木が多くなってきた。1300m地点で右の尾根が低くなってきたので藪漕ぎをして右の沢にうつる。

しばらく下降すると別山谷に合流。この時点で6時間行動。睡眠不足も相まってまあまあ疲れてしまった。翌日を考えると今日中に1650m地点に行っておきたいが辿り着けるか不安になる。他に泊まれそうなのは1400mあたり。ここからだと翌日の下山が18時を超えてしまう。不安をなぎ払うようにカラスノ谷までの河原歩きを飛ばす。

12:00カラスノ谷到着、やっとこさ目当ての入渓点まできた

 

雪国らしい深いV字谷。

ぐんぐん進んで13:30に1400m地点。早い。これなら当初の目的地の1650mまでいける。なんなら早く着くのでは?!と思ったらいやいや、ここからが滝、高巻き、藪、藪、滝ゾーンだった。

小滝

きれいな滝

1本のきれいな滝 ここで集合写真 疲れが飛ぶ
登れないので少し戻って左岸巻き

左岸に細い滝があるがその横を上がる。
藪がつよい
雪国の藪の強さを初めて知った

藪が強く先行と2mも離れるとどこに行ったのかわからない

やっとこさ藪を超えて高巻き完了
その先にもでかい滝。きれい
これも登れないので高巻き

 

これは水線を外して登れる滝

次も登れる滝

 

そして、17:30に宿泊地に到着

つつつうつううううううぅぅかれたぁああ
今晩の献立はカレー
めちゃくちゃ美味しかった。今まで食べたカレーの中で1番美味しかった。
軽くアルコールも嗜み20:00就寝

 

9/8
4:00起床

うーーーん雨。予報通り夜のうちに降り始めた。少し二度寝。6時ころにはやむ予報なので小雨降る中もぞもぞとツェルトから這い出る。眠いなあ

ゆっくりうどんを食べて準備をしていると予報通り雨がやんできた。よし!テンションをあげて5:40出発

特に滝などなく、冷たい水線を極力避けて高度をあげる。

 

目の前に太平壁が近づいてきた。今回の目玉!近づくほどにあれ、思ったより立ってくね?いやいや、寝てる。あそこの弱点を繋ごう。皆んなでやんや言いながら近づく。

目の前に太平壁

別山山頂に向かって左側から寝てる斜面を右方向にのぼる。ロープはいらない程度の斜面。確保を取れる場所はない。。。

草を掴んでグイグイ登る。楽しい。振り返るときれい

山頂150m下でテラス?大きな平地にでる。ここで一息いれる。上を見上げるとわりと立っている。
うーーーん

弱点を探して慎重にいく。見た目より立っておらず確実に行けば落ちる心配はない。

上部はまた草付き。急だが草があり上りやすい

CMみたいな風景

9:10別山山頂。雲海

 

山頂から遡行してきた沢を見る。遠いなあ
ここから石徹白までが遠いんよな〜
幸いに曇ってるおかげでめちゃくちゃ暑い訳ではない。1の峰、2の峰、3の峰、銚子ヶ峰、避難小屋
ひたすら歩く。避難小屋から石徹白。こんな道登ったけ?と思いながら降りる。やはり行きしなは寝てたかもしれない。

14:50駐車場到着!やりきった!遠かった!眠かった!疲れた!
お風呂に入って、お腹いっぱいご飯を食べて帰りました。

初めての白山エリア沢登り
雪国らしいV字の谷は両岸の草や花が映えていてきれい。
が、藪の強さを思い知らされた
もっといろいろなエリアの沢に行きたいと思える山行でした。

 

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