三倉岳クライミング遠征

日程 11/20〜23

メンバー 望月、小田、畠山、会外数名

秋も深まりベストシーズンの三倉岳へ遠征し、クラック、マルチピッチなど色々頑張ってきた。初日は快晴の下、源助崩れ周辺でクライミング。だるま落とし5.10a、Cフェイスノーマル5.10bを登るが、Cフェイスノーマルは、「ノーマル」という名前に反してトリッキーなムーブを要求され、残念ながら登れず。名前にノーマルだの入門だの付いたルートほど油断ならない。これ三倉あるある。(瑞浪や名張もだ!)

ヒップクラックを登る小田

夜は広島や山口、九州のレジェンドの方々の焚火宴会に混ぜてもらいとても楽しかった。

朝はパスタを作る

2日目は下の岳東壁のマルチルート「パインツリートリップ(4p、5.10a)」を登攀。2p目までは楽しいワイドとスラブで問題なかった。

パインツリートリップ2p目の出だし

3p目もハイハイトラバースまではまぁ問題なかったが、その後の核心が悶絶もので10aと思えなかった。(足元に固め取りしたカムを頼りにスローパーで強引に立ち上がってハング上の遠いガバ(かどうか掴んでみないとわからなかった)を取り、そのまま強引にマントル、そして効きの怪しいカム一個でスラブランナウト約10m)手前で散々躊躇しメンタルも潰れかけながら、吠えながら震える手でどうにかこうにか登るも、魂抜けた。ヤバい橋を渡ってしまった。これぞ三倉イズムというべきか。あのラインをボルト一本も打たずに開拓した先人の意志をビリビリに感じたがこれは心臓に悪すぎる…この日は他にも色々あったが、正直他のことは殆ど覚えていない…

3p目のハイハイトラバース。核心はここから。

3日目は夜中から土砂降りでクライミングは不可能となり、宮島観光からの焼き牡蠣パーティで飲んだくれた。

焼き牡蠣は最高!

4日目は晴れ予報のはずが小雨のぱらつく寒い日で、疲れのせいか微妙に体調もよろしくなく、結局全く登らずに早めに下山し、予定を一日早めて帰ることにした。結局まともに登れたのは2日だけだったが、今回は実に濃いツアーだった。It’s a hard life!

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