北海道遠征 その4 (S峡 紅葉谷エリア)

黒蛇 5.11a
9/21  S峡 紅葉谷エリア
望月、北大T中氏、岐大M宅氏 (記録:望月)
K岡一家は先に帰阪し、さらに3日ほどは雨のせいで登れず、手持ち無沙汰な日々を過ごす。
ようやく9/21から天候が回復し、パートナーとして新たに札幌から、北大のT中君・岐大M君が来てくれた。
この日は、S峡の紅葉谷エリアへ。昨年からの宿題だった「黒蛇 5.11a」をやりに来た。
ルートの長さは20m弱、薄かぶりの壁にフィンガーからワイドまで色々なムーブを要する。見上げた威圧感、充実した登攀内容から、これも間違いなく三ツ星ルートと思う。
紅葉谷エリアはあまり日当たりはよくない。雨の後で多少岩は湿っていたが、気温涼しくコンディションは良かった。(むしろ夕方は寒いくらいだった。
「黒蛇」の1回目のトライは、序盤の核心(フェイスムーブが出てくる悪い目のフィンガーサイズ)で、前回できたはずのムーブを忘れて呆気なくテンション。カムのセットとムーブの組み立てを再確認しながら、後半のフィスト部分も休み休みでトップアウトする。
そして2回目。序盤の核心から、頭の中のイメージの通りのクライミングが出来て無事完登できた。昨年から数えて通算5〜6トライくらい掛かったか?久しぶりの5.11クラックのRP、かつこのルートも今回の北海道遠征の目的のひとつだったので、大変嬉しかった。
しかしこの日、北海道の知り合いの若手クライマーが、日高の沢で遭難し、亡くなったという知らせが入った。信じられなかった。実際に会ったのはニ度だけだったが本当に素晴らしい人柄と山へのモチベーションの高さが印象に残っている。
本当に残念でならない。ご冥福をお祈りします。
黒蛇5.11a
「黒蛇」上部は薄かぶりの壁を右上するフィストクラック。ここも苦しい。
「つちのこ 5.10a」
「弁天 5.10a」
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