2007.7.20~22
奥秩父 小川山
岩田 柳瀬
7.20 曇り時々晴れ
北岳バットレスを目指し前夜に大阪を出発、台風と地震の被害はないものかちらっと頭をよぎってはいたものの、久しぶりの山行に不安が現実になるのが嫌で忘れようとしていた。
悪夢・・・芦安の駐車場に近づくと通行止めの看板が。台風による土砂崩れの被害が大きく、復旧工事も思うように進まず夏山シーズンに影響しそう、と客がなく時間つぶしに困り果てた警備員さん。二度寝した後、地図もトポもない状態で、かろうじて行けそうな小川山へ転進することに。この日は時間も中途半端なので瑞牆山を偵察しに向かう。深い緑の山にくっきりと岩峰が浮かびあがりすごい。トポがあれば・・・、後悔先に立たず。温泉に浸かり廻り目平キャンプ場へ移動。クライマーKMさんとNHさんの2人ずれとすれちがうが、どこかへいってしまった。
7.21 曇り~晴れ
屋根岩のセレクションに決める。というか登ったことがある数少ないルートだから。岩場と踏み後の多さで取り付きまでが怪しかったが一発で到着。
1P目 まだ濡れている。ちょっとかぶり気味のカンテ状フェース、悪戦苦闘した結果、岩田さんA1の連続で切り抜ける。こんなに難しかったっけ?ホントはその左からで登ったのは12Aだった!人工で切り抜けた岩田さんの経験も尊敬!?するけど12Aってこんなところ登るんや~ってあっけに取られた。
2P目 快適スラブ
3P目 右へトラバースし、チムニーを登る。
4P目 前回は木を登り、岩に飛び移ったが今回は純粋にクラックだけで挑む。
5P目 アンダーホールドでのトラバース。横から見ると足元の傾斜は緩く見えるが、滑らせると振られることの恐怖感でびびってしまう。
6P目 クラックが2本伸びておりそれぞれ違うルート(岩田さんは右、柳瀬は左)を登り終了する。
翌日の天気も悪くなさそうなので、快適な山荘のお風呂に浸かりもう1泊。
7.22 晴れ
父岩へ向かう。キャンプ場からすぐの金峰山川沿いを進む。川を渡るのがどの辺りだったか思案していると前にパーティ発見、ラッキー。でも連日の雨ですごい水量になっている。水は冷たくまさか渡渉するとは思わなかった。
小川山ストリート(5.9) 出だしがいきなり遠く難儀する。このレベルなのでピンもやけに遠い。ホールドも縦リスが多く休めるところがなく、足の持久力が試される。終了点前、あと一歩が立ち込めず敗退。岩田さんに交代してもらうが苦戦。なんとかカンテを使って切り抜けた。
タジヤンⅡ(5.10a) 下部2ピンは厳しいスラブ。フォローでも緊張した。上部は斜上するクラックでフレーク気味でよくかかり快適。予定は変更になってしまいガックリしたけれど、岩登りは出来たので感謝。相変わらず悔しさまみれの登りになってしまい、もっと鍛えるべし!!! と喝をそのときだけ入れるのでした。