日時: 2012年4月20日~5月2日
メンバー: 岩田し、岩田ま
パルチャモ登山に行った。結果はハイキャンプ(5560m)で高度障害のため敗退となり、13日間に渡る遠征はあっけなく終わった。
2012.04.20 カトマンズ(1350m)~ルクラ(2850m)~パクデイン(2610m)
いよいよ今日からトレッキングの開始。
15人乗りの双発機で、恐怖のルクラ飛行場に無事着陸する。
賑やかなエベレスト街道を歩く。荷物を運ぶポーターとゾッキョ(牛)と一緒に歩く。
大きな岩にはお経が書かれている。
ポーター達は約30kgの荷物、我々よりも早く歩く。(感謝)
2012.04.21 パクデイン(2610m)~ナムチェ(3440m)
快適なロッジを後に、ナムチェまで標高差830mの登り。
タルチョがはためく、ナムチェへの道の吊橋を渡り急坂を登ると、シェルパ族の村、ナムチェに着く。街道沿いの村では一番大きくバザールが土曜日に開かれる。
2012.04.22 ナムチェ(3440m)にて高度順応。
エベレスト・ビューホテル(3880m)を往復する。
ナムチェの土産物屋。
タムセルク(6608m)とカンテガ(6685m)
アマダブラム(6856m)。
ビューホテル(林の中)へ向かう道からのエベレスト(8848m左奥)とローツエ(8414m右)。
2012.04.23 ナムチェ(3440m)~ターメ(3820m)
いよいよ、にぎやかなエベレスト街道を離れ、パルチャモBCを目指す静かな谷に入る。
コンデ山塊北面の壁が目の前にある。アプローチの近いバリエーションがいくつもあり、いつか挑戦したいとシャッターを夢中で押した。
素晴らしいターメの村
ターメ裏の丘から見るコンデ(6168m)方面。
2012.04.24 ターメ(3820m)~テンポー(4230m)
最後の村テンポーに向かう。ロッジには可愛い兄妹がおりこいのぼりを見て喜んでいた。
パルチャモが近づいて来る。
ロッジの可愛い兄妹。
高所にしか住めないヤク。
ロッジよりのテャンモチェ(6500m)
2012.04.25 テンポー(4230m)~ベースキャンプ(4760m)
標高差2000mのビッグウオール。
コンデ(6168m)北面。
パルチャモの裾をまわり込む。
ベースキャンプが見えた。
2012.04.26 BC(4760m)~5095mまで順応で往復する。
ハイキャンプ予定地テシブック
アイスフォール。(5560m)を見上げる。
色の違う湖
上が我々のBC
2012.04.27 本日はBC(4760m)にて休養。先行していたKパーティが高山病と凍傷のため救助ヘリを呼ぶも、悪天のため自力下山して来る。
本日の朝食、チーズオムレツ美味い!
散歩の途中にて。
救助に飛来したヘリ。
自力下山して来たKパーティ。
2012.04.28 BC(4760m)~HC(5560m) 頂上アタックのため、HCに上がる。
午前中は晴れているが、午後になると決まって天候は悪くなる。夜は雪。
雪煙の上がるパルチャモ。
ハイキャンプのテント。
2012.04.29 HC(5560m)~BC(4760m)
岩田しの高度障害(会話がおかしい、二重に見える、咳)のため、やむなく下山する。
雪に埋まったテント。
パルチャモをバックに。
さらばパルチャモ
ジーバンがミルクティを持って来てくれる。
酸素ボンベのお世話になる。おかげで目が見えるようになって来た。1本の酸素28000円也
2012.04.30 B.C(4760m)~テンポー(4230m)~ターメ(3820m)
少しでも早く標高を下げるために、テンポーに泊まらずターメまで降りる。
テンポーの兄妹にこいのぼりをあげる。
テンポーの村が見えて来た。
テンポーは泊まらずに通過する。
2012.05.01 ターメ(3820m)~ナムチェ(3440m)~モンジョ(2835m)
ナムチェに泊まりたかったが、高度を下げるため先を急ぐ。
モンジョのロッジ。
ロッジの部屋。シュラフで寝る。
咳が止まらず、まだ物が二重に見えるので、歩くスピードは上がらないが体調は悪くない。途中で尼寺を見学、尼さんが20人ぐらいお経をあげている所に入れてもらいお参りする。若い尼さんからおばあさんの尼さんまで居られる。ナムチェでは記念のお土産を探すも、時間が無いので値切りの交渉もできず、売値のまま買ってしまった。
2012.05.02 モンジョ(2835m)~ルクラ(2840m)
長かった登山も終わり、ルクラのロッジでお別れパーテイをする。岩田まには心配をかけてしまった。
みんなで記念撮影。
ガイドのダン。
純朴な青年のコック見習いのジイバン(右)とポーターのジッバードル。
美味しい料理を作ってくれたバルクマ。
2012.05.03 ルクラ(2840m)~カトマンズ(1350m)
飛行機が飛べば、やっと病院に行ける。三番機に乗れたが、以後は天候悪化のため飛べず。ラッキーでした。
見送りに来てくれた二人。
飛び立つ(飛び降りる?)一番機。彼らはこれから二日間かけて、家まで歩いて帰る。
カトマンズで病院に行き、西洋人医師の診察、検査(MRI・血液等)を受けるも異常無し。二重に見える眼も回復してきた。みなさんに迷惑を掛けた登山でした。