楯ヶ崎 海金剛 高嶺の花&Stand by me マルチピッチ

日  程:2022年2月6日

メンバー:L H山、K宅

 トラッドクライミングが好きな二人で、完全トラッドマルチの高嶺の花(5.10c)とStand by me(5.10d)をチームオンサイトできた。高嶺の花とStand by meは2ピッチまで共通で、左のクラックが高嶺の花、右がStand by meとなる。粉雪が舞う中寒さに耐えるクライミングとなったが、クリーンに素晴らしいラインをクライミングすることができた。

●取りつきまで(約40分~1時間)

 楯ヶ崎駐車場に駐車、駐車場すぐ横の遊歩道を歩いて阿古師神社まで降る。神社裏から適当に下降ポイントのコルに方角を定めて登る。コルからは急な下りになる。降り着いた先に、綺麗なラインが見えてくる。

取り付きから見上げる壁

●1P目 5.6くらい 20m :K宅

 木の密集しているとこを目指してリード。フォローの私も手が冷たくて、岩に触れる度に痛みが走る。今日はもうやめて温泉に入って帰りたいと思ったピッチ。

K宅が終了点についた

●2P目 5.9くらい 20-25m:H山

 出だしのポイントを誤ったかもしれないが、4番サイズの泥が詰まったクラックから登り始めた。出たしすぐ左横にあった岩盤は今にも崩壊しそうで、絶対触ってはいけない岩だった。そのあとは、木登りを経てハンドサイズ、ワイドサイズのクラックを登って、横にトラバースし終了点に。

このピッチは他にもライン取りができそう

●3P目 高嶺の花 10c20-25m:K宅

 ハンド、ワイドサイズの変化に富んだ楽しいルート。フォローで登った。

出だしのワイドパート

●3P目 stand by me 10d 20-25m: H山

 ハンド~シンハンドのまっすぐなルート。手の大きさによって10台前半から、後半まで感じが変わるルート。

真っ直ぐの綺麗なライン

●下降(懸垂 3回)

 stand by me をフォローで登ってもらい懸垂(1回目)、荷物回収後、藪をめがけて懸垂20m(2回目)→藪中に残置スリングあり、それを使う30m懸垂(3回目)。

・装備 シングル60m カム#0.2-#0.4 1セット、#0.5-#2 2セット、#3-#5 1セット

・気温 曇り 最高7度、最低-1度(晴れ予報だったが、日差しが全く当たらなかった)。

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