どさくさまぎれで11月4日に休みを取り4連休にし、前から行きたかった南ア縦走に行ってきました。せっかくだからって積雪期にも行ってみたい池山吊尾根の偵察も兼ねてみました。
11月3日鷲住山登山口09:35→鷲住山山頂09:45→野呂川吊橋10:35→県道10:50→あるき沢登山口11:10着11:20発→池山避難小屋14:00着14:10発→城峰15:05
11月4日テント場06:00→砂払い・森林限界07:13→ボーコンの頭07:30・07:40→八本歯のコル08:40・08:55→北岳山頂09:40・09:55→北岳山荘10:10→中白根山11:25→間の岳12:30・12:50→三峰岳13:25→三峰岳トラバース分岐14:15→熊ノ平14:40
11月5日テント場06:00→トラバース分岐06:25三国沢07:05→農鳥沢07:45→農鳥小屋08:00・08:15→西農鳥岳08:45→農鳥岳09:20・09:30→大門沢下降点10:00・10:10→大門沢小屋12:10→広河内小屋・林道14:15→発電所14:40→奈良田の里温泉15:00
11月3日
大阪から夜行バスで甲府に着き4時発の広河原行き特急バス始発に間に合わないので7時発芦安行き普通の路線バスに乗りました。終点の芦安に着いたら広河原行きのバス停(芦安駐車場)まで30分も歩かされました。これは知らんかった!いきなり失敗
芦安駐車場バス停・乗客は6名だけ
バス停では大きいザックを持っている客は私だけ、もちろん鷲住山バス停で降りるのも私だけ。他の乗客はハイカーと観光客でした。降りる時は乗客乗員の全員から拍手と励ましのお声を頂き送りだされました。ムッチャ照れます。
池山吊尾根には水場は避難小屋下しかないが、この時期は当てには出来そうにないし北岳山荘や他の小屋は営業終わってるので、熊ノ平まで水なしです。出発時には8Lも水を担いでました。冬山前のボッカ訓練なみです。しかも11月だというのに暑くて汗だくだく。
野呂川を越えて県道に入り、あるき沢まではトンネルを3つ越えます。トンネル内は手掘り風?で真暗。バスとタクシーが通り過ぎる時は緊張します。3つ目のトンネルを越えて最初の橋手前があるき沢バス停と登山口です。
あるき沢登山口からは赤布とトレースが見えにくくなりますが、右側のあるき沢の地形が顕著で迷うことはなかったです。樹林帯が続きますが小屋手前の池だけは開けていて明るく気持ちいいです。
なかなか立派な池山避難小屋
11月4日
城峰からはいきなり急登が続きます。この日も暑く
て朝っぱらから汗かいてますしばらくすると積雪期だったらテン場になりそうな平地があちこちにあります。砂払いも平地です。ここが森林限界で後は適当にハイ松漕いでボーコン沢の頭まですぐです。城峰・ボーコン沢の頭間は積雪期でのテン場はあちこちにありました。
ボーコン沢の頭を越えると右側にバットレスがきれいに見えます。中央リッジが4尾根かなあ~、と思って写真撮ったつもりが取れてませんでした。が~ん。ざんねん、すみません八本歯のコル手前では稜線を樺沢側にトラバースする登山道の付き方をしてました。北沢側は絶壁です。
熊ノ平では避難小屋がありますが、天気も良いし幕営しました。昨日と同じく星がきれいです。
11月5日
もともとこの日は大門沢小屋泊の予定でしたが明日の天気が良くなさそうなので今日中に下山することに決めました。農鳥へのトラバース道では三国沢が枯れてなく2か所で水が流れてました。
大門沢下降点からがこの日の核心でした。標高差1900m・6時間も下りっぱなしで途中で嫌になるくらいです。渡渉が数度あり、吊り橋も数か所ありました。奈良田に着いた時にはヘトヘトでした。
南アルプスの縦走は水場の確認が重要ですね。特にこの時期は小屋が閉まってる、雪はない、稜線の水場は枯れているで、あまり良い条件ではありません。それでも池山吊尾根では苔むした樹林帯が続き、静かな山行が気に入りました。水担げるならお勧めルートですよ。