メンバー: 藤本、吉田、根岸
2/8 晴れ
夜レンタカーで御岳ロープウェイ駐車場へ。星がたくさん出ている。シュラフにくるまり車内泊。
2/9 曇りのち雪
おんたけロープウェイ下・発08:30→上・発09:10→金剛堂着10:45→石室山荘着12:30→覚明堂着13:20→二の池テント場14:00
ロープウェイ始発で飯森駅へ。わかんを履いて裏手の尾根の樹林を登る。意外に雪が少なくて、せいぜいひざまでのラッセル。早くも雪がちらつく。樹林を抜けたあたりでアイゼンに履き替える。左の尾根にガスの中、金剛堂がうっすら見えてくる。金剛堂に寄ってゆっくり休憩。大小たくさんのお地蔵さんたちに挨拶する。ご利益も期待しつつ。
この感じなら雪が本降りになるまでに二の池まで行けそうなので、先に進むことにする。雪、風はたいしたことはなく、順調に進み、覚明堂につく。小屋左手から登る沢筋を危険箇所と考えていたが、小屋の屋根によじのぼり、屋根上の雪壁をちょっとのぼると上に抜けられた。なんだ。赤旗を打ち二の池へ。小屋の近くの雪原にテントを張る。少し風が強くなってきている。夜に備えて張綱をしっかり張る。夕食は超・豪華料理で満腹。低気圧が来ているのになかなか風雪が強くならないのを怪しみつつ就寝。
2/10 雪のち晴れ・強風
テント場発08:50→撤退開始09:20→覚明堂着09:35→おんたけロープウェイ下・着12:35
期待通り(?)深夜より強風・雪。風上側・吉田は風に押され、風下側・藤本は吹き溜まった雪に押されあんまり寝られない。真ん中根岸もテントの結露氷が落ちてきて寝にくかったそうだ。夜が明けて、雪は止んできたが風は一向に収まらない。とりあえず外に出てテントの体勢を立て直す。晴れているが雪煙。夜に30cm以上は積もっていたはずの新雪は全部吹き飛んでしまった様子。しっかり刺してあったはずのスコップまで・・・。今日の予定は短いので、風ましにならんかな~と思いつつゆっくり朝食にする。が、変わらず。テントを張ったままでいくと飛ばされそうなので、すべて撤収して剣が峰に向かうことにする。個人的にはこの撤収が一番疲れました。池の縁に上がり稜線に出ると強風。アイゼンがよく効く。耐風姿勢をとりつつなんとか進むが、途中どうにも進みにくくなり、撤退決定。根岸の顔が白くまだらになり、目出帽をかぶりなおす。お互いの顔チェックをする。赤旗を回収し覚明堂の屋根へ下る。ここはぽかぽか。この後どうするか、4パターンくらい提案し相談した結果、下山と決まる。下りは早い。うつくしい雪山の景色を楽しみつつ、もったいないねー、でも仕方ないねーと振り返りつつ下る。やっぱり稜線は雪煙。樹林帯に入りわかんに替える。下から山スキー、スノボー、歩きとさまざまな人が入山してくる。樹林帯の雪は入山時よりかなり増えていた。スキー場も歩いて下り、駐車場でサブ食を作って食べる。木曽温泉という渋くて濃ゆい温泉にゆったり浸かり、帰阪する。
<感想>
風の強さにはビビりました。山頂直下で撤退した時はまったく前進できず見よう見まねの耐風姿勢で堪え忍んでました。2日目に見えたきれいな乗鞍岳も印象的でまた行きたいです。こういう山行を自分で実行出来るようになりたいですね。(吉田)
これまで後回しにされてきた中央アルプスだが、今回誘いがあり御嶽山は初めてになるので登ってみたい気持ちがあり参加させて貰うことにした。
直前の天気予報では、入山日の土曜日があまり天気が良くない予報であったが、取り敢えずは行ってみることにする。スキー場の駐車場で、車の中で仮眠して翌日ロープウェーで上に上がるが登山者は見あたらず、ラッセルが懸念された。しかし、幸いにも時期の問題かそれ程深くもなく良いペースで金剛堂に着いた。ここからは樹林帯を抜けてしまったため、風が強く顔が痛い。時間も早かったので二ノ池を目指すことにする。それなりに風もあって寒かったが順調に覚明堂を過ぎ、そのまま山頂を踏むか検討したが天気も今一つだったので翌日に期待して二ノ池に向かった。夜までは雪は降っていたが風は強くなかったので気にならなかったが、夜中になると風が相当強く、端に眠って貰った二人には申し訳ない思いだった。翌日(日曜日)は時計の目覚ましに気付かず1時間近く寝坊をしてしまった。しかし、相変わらず風も強く不安になるが取り敢えず起きて食事を摂りゆっくりと支度をする。それでも風は強いままでテントを撤収して荷物を持っていくことにするが、撤収も一苦労だった。飛んで無くなってしまったスコップを気にしながら山頂を目指すが、余りにも風が強く足下が覚束ないため下山をすることにする。下山は身体が重く、ワカンを履いても潜ってしまうため2人とどんどん差が開いてしまう。改めて体重を落とさねばと感じた。スキー場の駐車場で昼食を作り食して下山。帰りの車では気の緩みか、PAでの駐車で接触事故を起こしてしまい意気消沈。2人にも無駄な時間とお金を使わせてしまい、落ち込むばかり。山に行った楽しい気分を継続させるためにも最後まで気を付けなければと感じた参考だった。 (根岸)